popmylife

スウィートでポップでラヴに満ちた日常。のはずがほとんどネタと焼酎。


「一刻者」の不思議、解明(したつもりが、訂正)
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★2008.1.23追記
これ以上調べるのも不毛だと思ったので、宝酒造に問い合わせてみました。回答内容の転載や二次利用は不可、ということなのですが、このエントリで、私が推測で進めてしまった話を訂正するため、ご回答いただいた事実だけはご紹介させていただきたいと思います。

1)一刻者の原酒製造は小牧醸造で行われており、供給数量に不足がある場合は、一部を宮崎県にある宝酒造の設備で生産する。詰口はすべて小牧醸造で行っている。
2)そのため、小牧醸造では近年、焼酎製造設備や詰口設備を大幅に強化した。
3)酒類総合研究所が開催している「本格焼酎鑑評会」の出品については、出展をする担当者が居る事業場の名前で、申し込むのが通例。したがって、伏見工場=製造場ではない。

というわけで、エントリの内容のほぼ全体が無意味なものになってしまいました。自戒の意味を込めて残しておこうかとも思ったのですが、誤解を広めてしまう可能性が高いと思いますので、全面的に削除したいと思います。ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。
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旭萬年無濾過/旭萬年無濾過大地の夢
★ひさしぶりの焼酎ネタです。
ひさしぶりに書きたい気持ちにさせられた酒です。
美味いです。芋焼酎を呑んでいる、という幸せがある酒。



右:
旭萬年無濾過【あさひまんねんむろか】
渡邊酒造場(宮崎県宮崎市[旧田野町])
28度
芋(コガネセンガン)
黒麹(米)

左:
旭萬年無濾過大地の夢【あさひまんねんむろかだいちのゆめ】
渡邊酒造場(宮崎県宮崎市[旧田野町])
28度
芋(ダイチノユメ)
黒麹(米)

旭萬年を醸す蔵元の、年1回、冬季限定で出荷される無濾過の酒と、その「芋違いの兄弟」(ダイチノユメという芋を使用。無濾過の方はコガネセンガン)。昨年はなんだかんだで買いそびれてしまったのだが、今年はぶじ2本とも買うことができた。

★生(ストレート)で飲み比べてみる。「無濾過」は、通常の旭萬年に通じる、どっしりとしていて、芳しい芋香。「大地の夢」は、それにくらべるとトーンが高く、爽やかで清浄な香り。
★味も、香りの印象とほぼ平行する。「無濾過」は逞しくて幅の広い、焦げたような甘みがひろがるのに対して、「大地の夢」は、どちらかといえば線的で、すっきりと洗練された甘みである。
★しかし面白いのは、これらの味が引いていった後に広がる、あえて言うなら<甘さ控えめの栗きんとん>のような後味が、両者に共通しているということ。芋種が違うだけであとの造りは全く同じ「兄弟」。外見は違っていても、やっぱり似ているところがあるのだろう。

★双方、湯割りでもいただいてみた。
★「無濾過」、とにかく凄かった。この酒の個性なのであろう(生で呑んだ時にも薄く感じられていた)香ばしさが、前面に立ち上がる。美味い。楽しい。素晴らしい。というわけで、「無濾過」は圧倒的に湯割り/燗付けが良い。
★「大地の夢」、こちらは面白かった。温めることで、香りや香ばしさなど、「無濾過」との共通点が強調されるようになった。だが、甘みはそれほど拡がらない。むしろ、生で呑むよりも収縮してしまった印象。というわけで、「大地の夢」は今のところ、生がよい。冷やして呑んでもいいかもしれない。
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20070823:菴(千歳烏山)
◇いろいろな気分が積もり積もったので、定時に退社して酒を飲みに行く。
◇烏山の「菴」。月に二度は行ってしまう。
うちの近くにあったら月に二十度くらい行ってしまうのではないかとも思う。

○1杯目○
八千代伝(黒)【やちよでん】
八木酒造(鹿児島県垂水市)
25度
芋(コガネセンガン)
米麹(黒)

ロックでいただく。
家にストックがなくなってから、久しぶり。
家にある八木酒造の限定酒(熟柿・悟空の眠蔵・黄色い椿)ばかり飲んでいたからか、
香りに物足りなさを感じる。
味はコクと甘味が確かで、やっぱり美味い。

○2杯目○
須木乃露【すきのつゆ】
すき酒造(宮崎県小林市[旧須木村])
25度
芋(コガネセンガン)
米麹

湯割りでいただく。
やわらかい酒質だが、トーンは高め。どっしりとはしていない。
淡い甘口。

○3杯目○
とちあかね
白相酒造(栃木県那珂川町[旧小川町])
25度

米麹
花酵母(ツルバラ)

ロックでいただく。
香りが、はっきりとバナナ。
萬膳庵は、何の匂いかなあ、あ、バナナだ。だが、
この酒は、かいだ瞬間にバナナ。
香りがあまりに鮮烈で味のことをあまり覚えていない。
少なくとも辛い感じではなかった。

○4杯目○
古の千鶴【いにしえのちづる】
神酒造(鹿児島県出水市[旧高尾野町])
25度
芋(コガネセンガン)
米麹(黒)

最初は生で、そのあとロックでいただく。
これは美味かった。
最近新しく飲んだ酒の中では一、二を争うくらい好きだ。
常温の生で飲んでも、アルコールの強さに隠れず、酒の味の輪郭がはっきり立ち上がる。
主張が明確で、行論もがっちり構築された、出来のいい論文のようだと思った。
一体何にたとえてるんだ俺様は。

うちに帰って
○5杯目○
御酒【うさき】
瑞泉酒造(沖縄県那覇市)
30度
泡盛
米麹(戦前黒麹)

ロックでいただく。
この酒にはいろいろなストーリーがあるのだが、
すでに5杯目の私にとってはただの「美味い泡盛」に過ぎない。
ちなみに「戦前黒麹」ってのは、東京帝国大学のとある研究者が
戦前に沖縄で採取して、真空保存していた黒麹菌。


◇いくら何があろうと、5杯は飲みすぎだ。
反省。
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小鶴黄麹


小鶴黄麹【こづるきこうじ】
小正醸造(鹿児島県日置市[旧日吉町])
25度
芋(コガネセンガン)
黄麹(米)

◇有楽町の「かごしま遊楽館」に行ったら、
蔵元の営業さんが黄色い法被を着て売り込んでいた。
◇基本的にこういうコミュニケーションは苦手なのだが、
無料の焼酎を勧められた場合、呑まないという選択肢はない。

◇営業さんの黄色い法被からも推測される通り、今回のプロモは、先月全国発売したという、蔵元の普及酒「小鶴」の黄麹仕込み。
◇小正は大手で、ましてその普及酒となれば、工場での大量生産になるわけで、まあ、あんまり期待はしないけど…と思いつつ、生でいただいた。

◇……美味い。
◇甘口で、やわらかい。切れ際に少し苦みを残すが、口に入ってきたときのふわっとした甘みはすばらしい。
◇香りも、何の衒いもない、素朴な芋焼酎のそれ。安心させてくれる。

◇「大手」だの「大量生産」だのという先入観を持つのはよくないことだと反省した。美味いものは美味いし、自分に合わないものは合わない。それだけなのだ。
◇石川雅之さんの『もやしもん』という漫画の2巻に、バーでバイトをしている女の子のこういう台詞がある。「きっとすべてのお酒、好き嫌い別として、大企業だろうが小さな蔵だろうが、プライド持って作ってるわよ。」
◇読んだときにもそれなりによい言葉だな、とは思っていたのだけど、今回のことがあって、あらためて、そのとおりだと思った。

◇今になって思えば、営業さんに、上のようなことをもう少し伝えられればよかったのだが、期待と実際のあまりの落差にびっくりして、動転していたために、「ああ、美味しいですね」などとしか言えなかった。残念。

◇もちろん買って帰って、ロックでもいただいてみたが、
薄まると、甘みも弱くなってしまう気がした。
◇燗でもいただいてみた。甘露である。
少し熱めの温度帯でも、温くなってきても、どちらでもいける。

◇というわけで、生か燗が特に美味しいと思います。
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豪放磊落


豪放磊落【ごうほうらいらく】
東酒造(鹿児島県鹿児島市)
芋(コガネセンガン)
白麹(米)
25度

◆私が好む萬膳【まんぜん】のあの香りの秘訣が
木樽蒸留という造りにあるのだと知って以来、
あちこちで木樽蒸留の酒を探していた。
◆が、そもそも今、木樽蒸留で造る酒って、あまりないらしい。
その希少性からか、見つけた酒はプライスがハイヤー。
白金酒造の石蔵【いしくら】。四号瓶で2100円。
小正酒造の極上蔵の師魂【ごくじょうくらのしこん】。四号瓶で3150円。
いくらなんでも簡単に手を出す気にはなれない。
(普通、3000円出せば、大抵の焼酎の一升瓶が買えます。
 さらに2000円足せば、私の本が買えます。←久しぶりの宣伝)
◆で、ようやく見つけたのがコレ。
四号瓶で1300円。一升瓶でも2500円。

◆ロックでいただく。
◆いかにも木樽蒸留的な、いい香り。
好きである。
◆味。
「豪放磊落」という名前とは結びつかない。
ふんわりとしていて、旨い。
少し氷が溶けてからの方が甘みが伸びてくる。

◆あっという間に4号瓶を空けてしまった。
これは大した酒である。
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蔵番長


蔵番長【くらばんちょう】
鹿児島酒造(鹿児島県阿久根市)
25度
芋(ベジータクイーン)
米麹(白玉米)

◆なんというラベルとネーミングセンスだ。
と思うのだが。
◆久しぶりに行った酒屋で見かけ、
以前2回ほど飲んだことがあって、
たしか面白い味を出していた記憶があったので、購入。
◆まずはロックでいただいてみた。
記憶通りの特徴的な味。
端的に言えば「ニンジンの味/香り」である。
もちろん生のニンジンをかじったような野菜感があるわけではないのだが。
◆で、調べてみたら、原料芋のベジータクイーンは、
βカロテンの含有量が非常に多いらしい。
◆そんなできすぎた話が…とは思う。

◆そして今日は、前割り燗(酒2:水1)でいただく。
◆冷で飲むか燗付けするか迷ったのだが、
冷たいまま飲んだら、たぶんロックと同じような感じで、
「化ける」ことはないだろう、と思ったので。そして、
◆化けた!
旨い。旨い。
◆凝縮された旨みと甘みが口中に鮮やかに広がる。
いや、広がるというよりは、固まりになったまましばらく留まる。
とにかくすごい強度の旨みだ。
それでいて、ダラダラとしてはいない。潔い。
◆あの「ニンジン感」の裏にこんなものが隠れていたとは。
やはり、夏だからといって温かい焼酎を飲まないのでは、
失うものがあまりに大きすぎる。
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南泉(35度)


南泉【なんせん】
上妻酒造(鹿児島県南種子町)
35度

米麹(たぶん白麹)

◆ふだんここでレビューを書くのは、
購入して、自宅でじっくり飲んで、味の輪郭を掴んできた酒だけにしている。
◆しかし、今日は書かずにいられない。
上妻酒造の南泉。その35度。
久しぶりに行った千歳烏山の「菴」で見つけた。
◆物珍しさに注文。ロックでいただく。
◆香りはお世辞にも高いとは言えない。
むしろほとんどしない。…ハズレか?
◆口に含む。
◆!!!!!!!!!!!
◆30度台後半の酒というのは、大抵似たような傾向がある。
香りが立ち、口に含むと強烈に広がる。舌を刺す刺激。総じて甘みを強く感じる。
◆ところが、この酒には、そういった「らしさ」がない。
口に含んだ最初の1秒ほど、なんとも「静かな時間」が流れ、
そして突如として、甘みを含んだ淡麗な味わいが立ち上がってくる。
◆こんな35度があるのか。
正直なところ、通常の25度の南泉は取り立てて特徴のない、至って普通の酒だ。
だからこそ、この酒には心底驚かされた。
大収穫である。

<おまけ>
萬膳【まんぜん】
万膳酒造(鹿児島県霧島市;旧霧島町)
25度
芋(コガネセンガン)
黒麹(米)

◆ロックでいただく。
◆この酒の凄みは、氷が溶けて薄くなってから現れる。
◆味が、崩れないのである。
相当薄くなっているはずなのに、しっかりと甘みが主張してくる。
◆すごい酒である。
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熟柿



熟柿【じゅくし】
八木酒造(鹿児島県垂水市)
25度
芋(コガネセンガン)
米麹(麹種不明)

◆八木酒造が年1回出荷する限定酒。
(といっても、出荷実績はまだ1回。2004年に初めて仕込み、できのよかった原酒を1年間熟成させて、2005年秋に出荷した。というわけで、2年目の熟柿はおそらく今年の秋口に出てくることでしょう)
◆去年の秋にいただいた時には、正直なところ、あまり印象に残らない酒だった。
端的に言って、八木さんの「蔵クセ」がないのである。
自然、消費量もそれほど多くならず、
同時期に買った八千代伝(白)の方が、あきらかに減りが早い状態になっていた。

◆久しぶりに、ロックでいただく。
◆なんということだろうか。
とんでもなく旨い。
◆濃厚な甘み。
その一言に尽きる。
それ以上の言葉は全く要らない。
◆やはり、八木さんの「蔵クセ」は感じられない。
が、そんなことはどうだってよくなるくらいに旨いのである。

◆去年の秋に、この酒にこんな旨みがあったのだろうか。
あったのだとしたら、私の味覚は相当に濁っていたということになる。
そうでないとしたら、この半年ちょっとで酒が寝かされて、
少しずつこの旨みを蓄えていったのだろうか。
◆いずれにせよ、すばらしい酒である。
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刀【かたな】
佐多宗二商店(鹿児島県頴娃町)
44度
芋(ベニサツマ)
白麹(米)
初留取り

◆小さい氷をひとかけ溶かしていただく。
◆久しぶりにいただいたのだが、思わず唸った。
◆強いアルコールの奥に、かすかにのぞく芋の香り。
いやな苦みとか雑味がほとんどなくて、ひたすら甘くて旨い。
後味もスッと切れる。
◆まさに「名は体を表す」。
研ぎ澄まされた名刀だ。
◆ところで。
この酒は、初留取りなんだけど、
この蔵の別の製品(になる二次もろみ)の初留を取ったものではない。
(この蔵には「CANGOXINA」【かんごしな】という別の酒があり、これはおそらく同蔵の不二才【ぶにせ】の初留取り)
すなわち、「刀」を出すために、全く違う造りの二次もろみを仕込んでいるのである。
◆ということは、「刀」として取った初留以降の原酒はどうしているのだろうか。
ご存じの方、ぜひご教唆下さい。
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さつま・黒さつま


右:さつま
佐藤酒造(鹿児島県牧園町→霧島市)
25度
芋(コガネセンガン)
白麹(米)

左:黒さつま【くろさつま】
佐藤酒造(鹿児島県牧園町→霧島市)
25度
芋(コガネセンガン)
黒麹(米)

◆佐藤酒造のいわゆるレギュラー酒。
白麹仕込みのものと黒麹仕込みのものを飲み比べてみた。
◆まずは両方とも生でいただく。
香りがいいのは圧倒的に黒だ。
黒のほうが、立体的に広がっていく印象。
◆口に含む。
白は平凡だが優しい味。突出しているのは甘み。
黒のほうは独特の焦げた感じと、引き際の苦みが印象的。
◆氷を一かけずつ入れてみても、印象は変わらない。
強いて言えば、溶けてくるにしたがって、
白のほうは甘みは増してくるのだがやや力強さが足りない印象になり、
黒のほうは引き際の苦みが緩和されてとっつきやすくなる。
◆味の訴求力で言えば、圧倒的に黒だ。
たとえが適切かどうか分からないが、「やんちゃ坊主」。
◆でも、好きなのは、白。
上でも言ったけど、平凡な優しさにひかれる。
毎日でも飲める種類の酒は、間違いなくこちらである。
◆昨冬はどちらも温めて飲んでいたはずだが、
残念なことに記憶が薄れている。
確か、白のほうは「インパクトに欠けるなあ」と思っていたような気がする。
黒のほうは正直ほとんど覚えていない。
◆言い方は悪いかもしれないが、この「さつま」という銘柄、
白・黒ともに、いたって平凡な酒である。
だからこそ私は、その中でもより平凡に旨い白のほうが好きなのだろう。

◆ところで、これは私の味覚が優れていないだけかもしれないが、
白麹の味の特徴、黒麹の味の特徴、
なんていうのはそんなにはっきりでるものじゃないと思うし、
ましてや何点かに絞って、白はこんな感じ、黒はこんな感じ、
などと言うことはできないんじゃないかと考えている。
(◆これは余談の部類に入るが、だから私は、
 「これは黒麹仕込みなのでロックでおいしいですよ」と薦める酒屋を信用しない。)
◆が、今回さつまの白黒を飲み比べてみて、
もしかしたら、これが教科書に載るような、
一般的かつ分かりやすい「白と黒の違い」なのかもしれない、と思った。

◆ただ、すくなくとも八千代伝のは、今回感じた「白と黒の違い」では全く説明できなくて、
やっぱり、白と黒の違いはそんなに簡単なもんではない、という思いは変わらない。
◆ちなみに、八千代伝・黒は近いうちにレビューし直す予定。
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カレンダ
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